とある京大生の作業ログと日々の雑記

コンピュータサイエンスについて学んだことを可視化したり日々の雑記をまとめてます。

人工知能学会の合同研究会に行ってきた話(1日目)

こんばんは!コミさん(@komi3__ )です!


今日は人工知能学会の合同研究会に行ってきました!!!


感想はというと....



めっちゃ楽しかった!!!!!!!



日本を代表するトップの研究者や技術者の方々と知り合えて、もう最高でした!


いろんな企業の方や大学教授の方とあんなに議論したりすることなんてなかなかないですよ....


たくさん名刺もらっちゃいましたし(笑)


とりあえず今回の記事ではそこらへんの今日のログをざざっと書いていこうと思います。


ぼくが参加したのは

人工知能基本問題研究会

・杉山将先生の招待講演

・汎用人工知能研究会

の3つです。



まず朝。


人工知能基本問題研究会の発表は朝の10時からだったんですけど、実を言うと30分ほど遅刻しましたw


慶應大学の理工学部を受験したときの受験会場が日吉キャンパスで特に迷うことはないでしょ、とタカをくくってたんですけど見事に迷いました.....w


日吉駅の中央改札じゃなくて他の連絡口から出ちゃって、前歩いてたおじさんについて行ったら他の会議室に迷い込んじゃって、そこから抜け出したりでまた時間かかって.....


まあそんなこんなで遅刻しながらの初参加でした(笑)


で、初めての矢上キャンパス!

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(あんなに正門までの坂が急だと思いませんでした)


受付で名札等をゲットします。


受付のお姉さんがめっちゃ美人だった....!!!
慶應すげえ....!!


名札等、もらった資料はこんな感じ。


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そんなこんなで教室へ。


人工知能基本問題研究会は、基本的には技術的に入り込んだ話はすることなく、既存の機械学習技術をどのような形でビジネスに落とし込んでいくかって話が行われていました。


特に記憶に残ってるのは博報堂の道本さんの発表ですね〜


内容としては、現在のビッグデータをビジネスに落とし込んでいく中で生のデータを扱うにはプライバシー等の問題が発生しうるので、それらを統計量としてデータに操作を加えてプライバシー関連の問題がないように変換する技術を提供している、とのことでした。

それ以外にも、機械学習技術を持っている会社がいてもまずは教師データが手に入りにくいというような現状についても話ていました。


ぼく自身、AI技術が社会面へどのような影響を及ぼすかとかビジネスへの転用がどのように行われているかとか全く興味がないし考えたこともなかったので、これはこれで少し面白い話だなぁ、と思いました。



ぼく自身、AI業界に今後も関わっていくと思うんですけど、多分その関わり方としては「AIをビジネスや社会問題への解決手段として考察する」という立場ではなく「ひたすら実装をしてAIの本質的可能性を探る」というような形になると思うんですよね(そもそもあんまり他人がどうとか興味がなくて...)


そんな思考してるんですけど、今回の基本問題研究会の話は少し現実性のある話を聞けるいい機会だったと思います。





次に杉山先生の招待講演。



演題としては「理研AIPの今後の取り組み」でした。


最初に機械学習分野としてどのような分野があるのかとして、教師なし学習や教師あり学習、強化学習の3つの枠組みを解説し、それぞれの特徴について概説でした。

その後、こうしたフレームワークの中で、ただでさえIT業界で遅れている日本が今後世界で戦って勝ち残っていくかの方法として、iPS細胞などの医療技術など焦点を絞っていこうということを明言されていました。

実問題に近い話題として、「少量のデータから学習を行う手段を構築することが実問題への一つの解決策になるのではないか」ということで半教師あり学習など、様々な学習手法の提案がありました。


そして理研が普段どのようなことを行ってるのか、ラボはどのような設備を持っているのかなどの話もありました。


ざっとこんな感じだったと思います。


理研を中心とした日本のAI業界を俯瞰するに素晴らしい講演だったと思います。




午後は汎用人工知能研究会。


資料は以下のページから参照可能です。
合同研究会2017:研究会プログラム(予稿) | (一社)人工知能学会 合同研究会2017



トップバッターは慶應大学理工学部の学部4回生の松森さんによる、報酬がスパースな環境下での強化学習モデルの提案でした。


学部4回生でぼくと2つしか変わらないのに発表しててすごいなぁ....って思いました(笑)


でも「提案手法のモチベーションは何なのか」とか「比較実験はどんな差別化を示しているのか」などが明確でないとして、普段ぼくが職場で上司から怒られてるのと全く同じことを担当教員の方から注意されてて、なんか親近感覚えましたw

実際、説明が的を射ているようでうまいこと自分の中に落ちてこない感じがあって、つまりこういうことなんかなぁ、と反面教師的な感じでw


でも、トータルとして時間が短かったから急ぎ気味の発表だったにも関わらずとても明瞭で面白い発表でした!

あと、松森さん背高くてスタイルのいいイケメンでした(笑)
慶應ボーイって感じ!



次がリコーの疋田さんによるロボットへ強化学習モデルを適用させるという話でした。

自分でもよく強化学習でいろんなものいじったり組んだりしてるんですけど、実際に人型ロボットが動いてる姿見るとなんか感動しますね(笑)

実際のロボットでも何とかなる、という旨の話でとても面白かったです!



その次がIoTの話なんだけど....

(ちょっと説明がめちゃくちゃ感あってあんまり頭に残ってないので割愛)



その次は、理研AIPの倫理部門とかのリーダーとかをやっている中川先生の発表でした。


もうね、これがとんでもなく面白かったです!

人工知能が今後発達していくことについて、目的特化型の集合が汎化AIではないことや、Super Intelligenceができたときどのような挙動を見せるであろうかとか、夢物語のようで妙に現実感のある話でした....

汎化型AIができたとき、絶対的に強いAIが一つなのか、いくつかの強いAIが並列して誕生するかなどの議論を一神教多神教など宗教的な話に絡めていたのはとても印象的でしたね。

また、神経科学的な見地から、ニューロンシナプスの構成から意識の発生についてどのような見解が下せるかなどの話はかなり感動しました(笑)


総括すると、AIをはじめとして知能についての議論はかなりスケールの大きい話で、慎重に扱っていくべきなんだという話でした!


倫理学や宗教学、法学をやってると見方が違うなぁって感動したり(笑)




休憩を挟んで、次は千葉大医学部の小林さんによるベイジアンネットワークでのデータ適応型学習器選択の話。


これは資料を閲覧していただければと思います(ちょっとあんまり覚えてない)




その次が日立製作所の佐藤さんによる順伝搬法だけでの学習方法の提案。


もうね、この発表が神だった。

教師データが得られない場合、順伝搬法だけで学習させればいいじゃん!ってスタンスだったんですけど、アプローチがまずすごい。

神経科学でのドーパミンの拡散による順伝搬的な学習や、情報学での符号定理の考え方をベースに理論の構築を行っていて、とても感動しました。

ふとした思いつきからバックグラウンドを支えるだけの情報ソースの用意、プレゼンにおいてのデータの提示など、ごまかすことなく完全とも言える発表でした。

いつかあんな発表をできるだけの実力をつけたいなぁ...なんて思ってましたね(笑)


今日の研究会が終わったあと、佐藤さんと少し雑談をさせてもらって、普段どんな感じで仕事をしてるのかとか、元々はスパコン屋さんだったことなど、話を聞いて「すげえ人はすげえ」というそれはそう的な結論を得ました(?)


本当に最高でした。



そのあとの発表なんですけど....

(正直よくわかんなかったです。割愛。)


まとめ


初めての合同研究会で、たくさんのことを学べました。


あと、それなりにコネを作ることにも成功した(?)ので、色々収穫があったと思います。


今回学んだことをこれからの研究なり自己創作活動につなげていけたらなぁ、と。


もっと勉強しなきゃ....!!!


では、明日も合同研究会あるので、本日はこの辺で!